環境ISOを受審して・・・審査の実態を探る(081023)
08年10月初旬,環境ISOの継続審査を受審しました。適用3サイトの一サイトを審査前の確認、指導を行った後、一日間の審査が行われました。
①ISOの審査準備
他企業同様、当企業もISO直前の数週間は審査準備にあたり、その支援に入りました。
-準備項目
内部監査、MR(マネジメント・レビュー)、記録が中心。特に記録はエビ(Evidence=客観的証拠)として確認される為「環境目標・活動」「著しい環境側面ー法・(条例)規制の順守」」、及び教育記録(環境方針は全社員(派遣・パート社員を含む)に周知の要求から新人への周知等)等々。
現状:下記項目をサイト環境担当(リーダ、社員)が記録作りをやっておりました。品質担当を除けば、9割方社員は無関心、自分には関係ないと言う所。
-ISOの意図する所(本来あり方)
本来企業が事業を展開するにあって、日常業務における企業が排出する環境側面(大気、水質、土壌、近隣住民への影響=騒音、異臭、振動等住環境)の管理、特に法令順守にあること。そのために企業は環境方針を定め、その具現化に向け、部門又はフロア単位ごとに環境目標を設定し活動し、監視を行い、見直しをかける。要は環境PDACAを回す事が企業の責務を果たす事にある。なのに実態は審査前に、審査対応の記録を準備し、それでOKと判定を下す審査が大半だ。日常仕事のなかで環境負荷をかけない活動を行う事に意味があるというのに。
②審査(審査の実態)
いつも審査を受けるのおいてこの審査員はどの程度のものか、どの様な審査を行うか、プロの審査を行えるかチェックをかける。企業はISO専門家が育っており、何より彼らは実務を通じ勉強を重ねており、半端な審査は通用しづらくなっている。
今回は審査に立ち合いませんでしたが、このサイトのどこに環境問題があるかは受ける方として自明で、そこを見ぬけるか。よく言われる貧弱な形式的な審査の”重箱の隅をつつくか”、”印がないとか”の審査レベルか。それに多額の経費をかけるか。
当企業は審査員を先生と呼んでいた。審査員は先生でも何でもありません。この先生の呼称を容認したこの審査員は、流石に呑み食いの接待は辞退しておりました(以前は呑み食いの上ギフトをさし出い黙認させる事が多かったがこれはISOの認証登録制度が機能しなくなります)。
-審査レベル
・産廃におけるマニフェストの確認なし、産パイ業者の登録証の確認なし、産パイ業者が法規制に沿って処理を行っている等々確認なし、このサイトの法規制の確認も甘い・・・>審査機関で差が大きい。
・14000の認証取得後7年というのに、この時機でも環境目的、活動は上記の通り実態の活動はない。仕組みが出来ていない事が伺える。なのにその指摘がなされないのは審査員が実務経験がない事が多い。これで喜ぶに値するかとの疑問?
-現在環境活動
現在の企業活動にあって、環境規制に対応出来ない企業に明日の存続はない。例えば車。あの米国のビッグスリーが経営危機に陥る反面、日本のカーメーカは環境技術、対応に優位性があるという。今日び誰が燃費の悪い車を求めるか。
私どもは享楽を追い求めたのかそのつけが回ってきた様だ。冷暖房、車、水道等の社会のサービスは全て環境に著しい影響を及ぼすもの。そして温暖化等々環境破壊に繋がる事に認識が必要である。ガソリンはもっと高騰すればいい。さすれば車から電車、バスにシフトすれば良い。寒い時は着込む、暑い時はクールビズ。小生は映画”3丁目の夕陽”の世代でもあるがあの映画を見て 感動したものだ。なにより 格差社会が是正され、老人に優しい、環境に優しい時間にもどる事が必要でないでしょうか。
③結び
昨今、環境規制は厳しく、特にEUにおいてはRoHS指令、REACH(要は環境有害化学物質の規制)等厳しいものがあり、企業は環境監査(14000ではなく)を行い、企業独自の環境政策打ち出している事を知って欲しい。かけがえのない地球とも、孫子の世代にクリーンな環境を残すとも言うは易いが、事業者の使命は重い。ISO14001は環境法令順守、企業から環境側面に影響物質を出すなと言うことにある。日々の活動が行えてこそISO14001の真価でなかろうか。
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